新サイト「フリーアナウンサー土井里美の自分の声が好きになる！話し方レッスン」へ

「人間の平均寿命は来世紀には１００歳になる」―
イギリスの教授がこんな研究結果を発表しました。
びっくりするというか、やっぱりというか、それを最初に達成するのは世界に名だたる長寿国の日本人女性だと予測しているそうです。

教授によれば、現在の日本女性の４人に１人が９３歳まで生きていると指摘し、２００４年に生まれた日本の女の子の半分が１００歳まで生きるだろう、ということです。

寿命が１００歳だとすると私はまだ人生の３分の１を過ぎたばかり。
まだまだどんなことでもできそうな気がしてきます。
あ、でもこれ来世紀の予想ですから、私はさすがに１００歳までは生きられないですよね。

長寿はめでたいことですが、一方で「長生きのリスク」というのがあります。
老後の資金をどうやって調達するかが問題なんです。
予想外に自分が長生きすると、途中で生活資金が足りないということにもなりかねません。

平成１５年度の家計調査を見ると、貯蓄から負債を引いた純貯蓄額の全体の平均は、６８７万円。
で、さすが、長寿国日本です。
６０歳以上の貯蓄額は２２０１万円なんですね。
この負債というのは住宅ローンが大半を占めますから、定年の前にローンを完済し大幅に貯蓄に回して老後に備えたということでしょう。
これに公的年金や私的年金などを組み合わせて老後の生活を送るわけです。
それにしても１００歳まで生きることになったら、さてどれだけの蓄えが必要なんでしょうか？

ライフスタイルにもよるとは思いますが、リタイアを遅らせることも考えなくてはいけないかもしれません。
９０歳でも現役バリバリなんて当たり前になるかもね。
年金制度をなんとかしてくださーい。
心配で寿命が縮まりまーす。